THE OLIVE TERRACE

小豆島のオリーブの木と過ごす、海のテラス

About

A Tree which has
lived through 1000 years

1,000年生きた、旅する木

その木に寄り添い座ると、
トンビが舞い、キジやハト、小さな野鳥たちが美しい歌声を聞かせてくれる。
スペインで生まれた大樹は1,000年もの間、照りつける強い日差しの中で幹を守るため部厚い樹皮で覆われています。小豆島にやってきて10年。小豆島で浴びた太陽や、風、そして水と土からの栄養を吸い上げ、年に100kgもの果実を実らせるまでこの地になじみました。スペインから小豆島へ移動した、旅する木。この旅人は毎日どんな景色を見ているのでしょうか。

オリーブとともに生命の豊かな歌声を聞いてほしい。
だから私たちは、オリーブの木に寄り添い、海を目の前で感じられる場所にテラスをつくりました。このテラスでは、プランツメディテーションを体験頂けます。
ゆっくり揺れる瀬戸内海を見ながら座るとき。新しい気づきが見つかるかもしれません。

ABOUT THE FACILITY

Olive Tree

千年大樹とは?

樹齢千年のオリーヴ大樹の故郷は、スペイン南部のアンダルシア。この地方は典型的な地中海性気候で、降雨量が少なく日照時間が長く乾燥しています。また、スペイン全体の約80%のオリーブオイルが生産されているのが、アンダルシア。古代の野生のオリーブの化石が発掘されるなど、幾千年もの歴史がいまも息づいている場所なのです。移植に貢献してくれたのは、希代の園芸家・プラントハンター西畠清順さん。もともとは高さが8メートルほどもありましたが、コンテナに入れるために高さは3メートルほどに伐採。それでも重さは約3トン。独特な管理技術を用いて、1ヵ月間約1万kmの海路を経て小豆島へ運ばれてきました。

Ocean Terrace

海のテラス

テラスの目の前に広がる瀬戸内海。ここははるか昔、地続きでした。そこに海が流れ込み、陸は小さな島々となった。目の前に広がる島々は、もとは陸だったのです。瀬戸内海の上に浮かぶ島は、ざっと700以上。干潮によって島までの道ができる、エンジェルロードにはその面影を感じるかもしれません。
海のテラスから見える景色に身を委ね、ゆったり流れる海の流れを見ながら、ときおり空を眺めると。鳥が鳴き、海は風を運び、木々が揺れ、太陽の光で植物たちの喜ぶ命の歌声が聞こえてくるかもしれません。このテラスでゆったり座り、どうかあらゆる外の自然の生命力を感じてください。ここでは植物の知恵から学ぶメディテーションプログラム「プランツメディテーション」を用意しています。

OLIVE PLANTS MEDITATION

About

What is Plants
Meditation?

プランツメディテーションとは?

美しさとは、知恵なのかもしれません。
植物の知恵から、人間が学べることはたくさん。ひとつ一つの植物の知恵を読み解きながら、その知恵を人間の中へとインストールする。たとえば、柳の木からはしなやかさを学び、ネムの木からはオフすることを学び、オリーブからは気軽さを学ぶ。学びを聞いたあと、建仁寺・両足院の伊藤和尚が制作した植物の知恵と一体になるプログラムを通して、その植物の知恵を自分の中へとインストール。そうしてふと街を歩いているときに、その植物を見かけたら。その知恵を思い出すことでしょう。小豆島のオリーヴの森The terraceでは、オリーブの植物の知恵を体験できるメディテーションプログラムを2つ開発しました。

01

Lightheartedness

気軽さ

油が採れる植物はいろいろありますが、オリーブは、種ではなく実から油が取れます。オリーブの実は10%ほど油分を含み、火を入れずに絞るだけで油がとれるため、フレッシュなオイルができるのです。そんな、人々にとって宝物のような存在ですが、じつはたくさんの花を咲かせたうち、実をつけるのはたった3%なのです。多くつくって、3%くらいできればいいやという、文字通り、風まかせなのです。そして根は、比較的浅く張るので、そのおかげもあって世界中に広がりました。樹齢1000年を超える木がヨーロッパから日本に移植もされたりもしています。フットワークが軽い木だとも言えます。軽快さは禅の世界でも重要なコンセプトです。気を重くするのは比較的簡単ですが、気を軽くする方が意外と難しいもの。ここでは、オリーブの気軽さを自分の中にインストールしていきましょう。オリーブの「気軽さ」のメディテーション、続きは現場で体験してください。

02

Directing Awareness Inwards

裏側への意識

オリーブといえば、オリーブ色という言葉のように、くすんだ緑と裏側が銀色の、美しい葉が特徴的です。葉を一年中つけていることから街路樹や観賞用としても愛され、世界中に広まりました。オリーブの葉の裏は、銀色のうぶ毛が生えているように見えます。さらに拡大すると、菊の花のような、鱗のような形のものがびっしりとついています。これは、水分を逃さない役割を持つ鱗状毛(りんじょうもう)と言われる器官。もともと乾燥した荒野に自生していたオリーブが、どんな過酷な環境でも生きられるようにと身につけた知恵。では私たちの裏側は、どうでしょう。人の見えない所、表に出ない部分は、あまり気にしなかったり、大事にしていないことも多いのではないでしょうか。ではここから、オリーブの「裏側を大事にする事」を自分の中にインストールしていきましょう。オリーブの「裏側への意識」のメディテーション、続きは現場で体験してください。

HOW TO

01

QRコードから、該当ページをダウンロード

ページが開きます。そこで現場に設置されている6桁のパスコードを入力してページを開きます。

02

二つの体験を楽しむ

気軽さ、裏側への意識、のどちらかを選択してオーディオを聴きます。

03

テラスに座り、瞑想

海を正面にしてゆったりできる格好でテラスに座り、プランツメディテーションを体験。

04

自然に目を向ける

体験を終えたあと。少しの間まわりの自然にゆっくり目を向けてみてください。

Adviser 監修

In Trip

株式会社 on the trip

InTripは、世界中の経営者が通う禅寺で有名な両足院、伊藤和尚と制作した、心をととのえる本格的な禅・瞑想アプリです。毎日の生活に禅を取り入れるにはどのようにしたら良いか?現代のビジネスマンにも活用できるのか?そのアプローチから、多数の禅プログラムを開発しています。

Toryo Ito

伊藤 東凌

プランツメディテーションの監修は、心をととのえる禅メディテーションアプリ「InTrip」の代表取締役僧侶で、両足院副住職の伊藤東凌。禅が育む美と叡知の探求プロジェクト「是是XEXE」を主宰。 田畑、食、庭園、建築、サウナ、セルフケア、レジデンス、埋葬、循環などを再構築して“質”を取り戻す集落としての寺を設計中。

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TEAM

InTripは、世界中の経営者が通う禅寺で有名な両足院、伊藤和尚と制作した、心をととのえる本格的な禅・瞑想アプリです。毎日の生活に禅を取り入れるにはどのようにしたら良いか?現代のビジネスマンにも活用できるのか?そのアプローチから、多数の禅プログラムを開発しています。

樹齢千年のオリーヴ大樹をシンボルに、旅する人の心と体を健康にしてくれることを願い300年続くオリーヴの森づくりを行っています。土を耕し育てたオリーヴの恵みから、あらゆる可能性を研究し、葉や枝も余すことなく活用した人々の美容や健康に役立つものを作り続けております。